遼、風に苦しみパッティングも不調…8オーバー67位タイ

 

2012年10月11日19時36分

 

リーダーズボード

順位 選手名 スコア
1 ブラッド・ケネディ +1
  佐藤 信人 +1
  J・チョイ +1
  黄重坤 +1
  S・K・ホ +1
6 平塚 哲二 +2
  小田 孔明 +2
  中嶋 常幸 +2
9 五十嵐 雄二 +3
  藤田 寛之 +3

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ショットが乱れ、セカンドはラフからが多かった

ショットが乱れ、セカンドはラフからが多かった(撮影:米山聡明)

  • ショットが乱れ、セカンドはラフからが多かった
  • 多くのギャラリーに見守られながらリカバリーショット
  • 石川と同組だった日本アマ王者・小袋は10オーバー88位タイ発進

 

日本オープン 初日◇11日◇那覇ゴルフ倶楽部(7,176ヤード・パー71)>

 国内男子メジャー第3戦「日本オープン」が沖縄県にある那覇ゴルフ倶楽部で開幕した。この日は10メートルを超える風が断続的に吹き続け各選手大苦戦。終わってみれば出場114人全員がオーバーパーとなる消耗戦となった。

【関連リンク】遼のこの日のプレーを1打速報で振り返る

 石川遼も序盤はパープレーで耐えていたものの、5番のボギーをきっかけに失速。打ったあと何度も天を仰ぐなど乱れたショットに加え、グリーン上でもミスパットを連発。「序盤のバーディチャンスを逃して、先にボギーが来たのが流れを悪くしてしまった」。結局バーディは10番の1つのみで、7ボギー・1ダブルボギーを叩き8オーバーの67位タイと出遅れた。

 硬く速い上に、強風の影響で微妙にラインが変化するグリーンに最後まで苦しめられた。この日の総パットは“35”。「(風の影響)それを読むのも風の中のゴルフだと思う。まずは自分のストロークができれば。(風を)気にしすぎるのも良くない」と無関係を強調したが、ロングパットの距離感もあわず最後までパッティングの“風”を読むことが出来なかった。ホールアウト後は、コーチの父・勝美氏と共に、強風が吹き付ける練習グリーンで2メートルのパッティングを黙々と練習。厳しい表情が緩むことはなかった。

 「明日は10番で良いスタートして、13番、14番、15番としのいでいければ良いゴルフが出来ると思う」。海沿いの高台にあるため年間通じて風の吹く那覇GC。明日も強風の中でのプレーとなるが、まずは予選突破へ粘りのゴルフが求められる。